第二回「大阪てのひら怪談」イラスト販売を開始しました。

大阪てのひら怪談 弐 特設webショップ

大阪てのひら怪談 弐 特設webショップ

いずれも山下昇平 作
 制作年:2016/W 210 x H 297 mm
鉛筆 顔彩 アクリル絵具/紙
4,000円(額別、税込)+送料

 

今回はSUNABAギャラリーのオーナーの樋口ヒロユキさんに販売をお任せしています。問い合わせ等は、樋口さんに直接お願い致します。

 

昨年の「大阪てのひら怪談」のイラストは4月末で一旦販売を終了致します。

大阪てのひら怪談イラスト販売所

 

来年の2月に「大阪てのひら怪談」展を再び開催予定です。

今後とも「大阪てのひら怪談」をよろしくお願いいたします。

来年に向けて大物ゲスト!?と現在出演交渉中です。

ひらかた怪談サークルで大阪てのひら怪談の合評会

「ひらかた怪談サークル」で大阪てのひら怪談の合評会イベントを行うようです。

SUNABAギャラリーでは、ぞわぞわ来る怖くて面白い怪談話を連発してくれた「ひらかた怪談サークル」さん。3月19日に怪談を語りたい方、聞きたい方、怪談を書いてみたい方は参加してみてはいかがでしょうか?

 

ひらかた怪談サークル

 

次回例会は3/19(日)15:00~ですが、14:00から応募自作の合評会をすることになりました!
入賞を逃したメンバーの作品を読むチャンスです。
メンバー以外の方もお気軽にご参加ください。
「とにかく読んで欲しい」「とにかくほかの方の作品を読んでみたい」という方も大歓迎です!

【3月例会】
日時:2017年3月19日(日)15:00~17:00
会場:枚方市サンプラザ生涯学習市民センター和室1
テーマ:「怪を見る」
     妙なものが映っている写真、画像、動画などを持ち寄ります。
     写真にまつわる怪談、その種の本やDVD情報などもシェアしましょう!
※14:00~「ガッピョ~!!会」を行います。
 「大阪てのひら怪談」への応募作品を合評したり読んだりします。
 メンバー以外の方も大歓迎ですので、応募作品をプリントアウトしてご持参ください。
 読み専門(批評なし)、聞き専門(聞きたいだけ)でもOKです。

大阪てのひら怪談について思うこと等

気が付けば今年で「てのひら怪談」が刊行されてから10年目なのですね。
早いものです。

800文字ならば原稿用紙2枚だし、私でも書けるかも知れない。
そう思って、今は無きオンライン書店ビーケーワンのコンテストに投稿したのが切っ掛で、それから800文字の面白さに取り憑かれてずっと書き続けています。


800文字の掌編はなかなか本にならなかったり、出版社からの依頼もないという難点はありますが、読みやすくて書きやすい、そしてイベントとの相性の良さがいいところも魅力的です。


今年は大阪だけでなく広島県尾道でも「尾道てのひら怪談」が開催されています。SUNABAギャラリーの展示企画中には「ひらかた怪談サークル」とのコラボイベントも開催することが出来ました。

尾道てのひら怪談

onomichikwaidan.wixsite.com


こうやって様々なイベントと共に「てのひら怪談」の輪が全国に広がって、長くブームとなって続いてくれることを願っています。

私のような未熟な作家が本来ならば審査員という立場にいるべきではないのでしょうが、企画の主催者であり800文字Loverの1人として参加しているということで、お許しください。


今回も多くの方のお力添えがあって、無事イベントを終えることが出来ました。
前回の反省点を踏まえ、展示方法を変えてみたり、要望を受けて、新しいイベント企画を盛り込んでみましたので、今後の為に何か要望やご意見がありましたら遠慮なくメールでお知らせください。

メールアドレス】osaka_kwaidan@yahoo.co.jp

 

 どの作品も読んでいて本当に面白く、楽しかったです。先に応募作品を読んだ後に、山下昇平さんのイラストを見てまた楽しめたるのは、審査員の特権でしたね。
「大阪てのひら怪談」というイベントをお祭りのように楽しんでいただけるよう、今後も審査員の先生方と共に考えながら企画を進めていきたいと思います。

 

田辺青蛙

 

関連サイト

hirakatakwaidan.blog.fc2.com

 

sunabagallery.com

 

お知らせ②

 

色々と1人でやっているということもあり、手が回っておらず、告知が遅くなってしまいまして、申し訳ありません。

 

イラストの販売については、今回はSUNABAギャラリーのオーナーの樋口ヒロユキさんに委託を行うことにしました。

販売開始時期等が確定しましたら、当ブログにてお知らせいたします。

 

また、前回の応募作品のイラスト販売を行っているBASEのサイトは2017日の4月30日に一旦、販売の終了を行う予定です。購入希望の方はどうかお急ぎを!

 

osaka2kwaida.thebase.in

お知らせ①

第二回「大阪てのひら怪談」に投稿していただいた皆様、そしてSUNABAギャラリーに訪れてくれた皆様、審査員の先生方、酉島伝法さん、東雅夫さん、牧野修さんと、SUNABAギャラリーのオーナー樋口ヒロユキさん、そして今回も全ての応募作にイラストを付け、受賞作の記念品や立体展示物を作成して下さった、山下昇平さんに心からお礼申し上げます。

 

今回も読みごたえのある投稿作品が沢山集まりました。この出版不況では、なかなか手を挙げてくれる版元を見つけるのは難しいと思いますが、いつか「大阪てのひら怪談」が出版できればいいなという野望を持っています。

 

 

来年も出来れば「第三回大阪てのひら怪談」を開催したいと思っています。

皆様の応募あってこその企画です!

今後とも「大阪てのひら怪談」をよろしくお願い申し上げます。

 

田辺青蛙

SUNABAギャラリー賞受賞作品

作品タイトル:二度目 

筆名:吉田葵

 

「お客さん、二度漬けはあかんで」

 大阪にある隠れた人気串かつ店の店主は、基本大らかで優しいが二度漬けには

厳しい。

「す、すんません…」

 談笑していた二人組のサラリーマンは、その台詞を口にした店主の顔を見た途

端、足先まで凍るような思いがした。

「分かればええ。ほな、ゆっくりしてってな」

 にっこりと笑って厨房に引っ込む大きな背中を、二人は呆然としながら見送っ

た。その様子を見ていた常連客が赤い顔をこちらに近づけながら「やってもうた

な」と笑った。

「店主の顔も一度までや。もうやらんときや」

 多くの客が騒いで盛り上がる中、彼らは先程の顔を思い出して身震いをした。

しかし同時に、好奇心旺盛な若者は、無謀にもその先を見てやろうと考え始めて

いた。

「なあ、店主の顔の二度目ってどんなんやろ」

「やめとき…って言いたいけど、気になるな」

 店主が厨房から出てきたのを見計らって、薄く笑った二人は食べかけの串かつ

をこれ見よがしにソースの中にどっぷりと漬けた。

「お客さん、さっき言うたよな、あかんって」

 両手に皿を持った店主がこちらを見ている気配がする。今回はどんな顔だろう

か。怖いもの見たさで顔を上げた二人は、目に飛び込んできた思いもよらぬ光景

に絶句した。

「二度目は許さんで」

 店内にいる全員が馬鹿騒ぎをやめてこちらを見ていた。しかも店主と全く同じ

顔で。

 恐怖のあまり手足をばたつかせながら必死に店から逃げ出した彼らは、道頓堀

に向かって全力で走った。しかし。

「あほやなあ」「二度付けなんてするからや」

 ただの通行人も、グリコの看板も、威勢のいい客引きも、全てがあの顔で彼ら

を責めるのだ。腰の力が抜け、地面にへたり込む。

「すんません、もう許してください…!」

 無我夢中で謝罪の言葉を繰り返す二人の肩に、後ろからそっと大きな手が置か

れた。

SUNABAギャラリー賞決定!

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ギャラリーに設置された投票箱に、投票された作品タイトルとコメント全てを掲載いたします。

もし、漏れや間違いがありましたらお知らせください。

 

作品タイトル:「いぬ」筆名:讃備たりあ

作品タイトル:「二度目」吉田葵

作品タイトル:「オチのある話」筆名:とだ直史

作品タイトル「きつねごはん」
筆名:久遠了

 作品タイトル:「占い師」筆名:たなかなつみ

コメント:アメでの選別のアイディアが良かったです。

 

作品タイトル:「初夏の花火」筆名:難波日向

作品タイトル:「十三」筆名:赤月煌

作品タイトル「歯神社」筆名:藤田雅矢

作品タイトル:「帰る 還る」筆名:ササクラ

コメント:不思議なリズムのお話。印象に残った。

 

作品タイトル:「はものかわ」筆名:岩里藁人

コメント:ギャラリーで田辺青蛙さんが「大東去勢中学」との不思議な繋がりについて熱弁していた。

「大東去勢中学」と一緒にそれぞれに一票を投じたい。どちらも読んでいて股間が痛くなる怪作だ!

 

作品タイトル:「夜の太陽」筆名:丘かおる

作品タイトル:「大阪ハロウィーン」筆名:憂鬱宮麗

作品タイトル:「大阪嫌い」筆名:中島鉄

作品タイトル:「あめだま」筆名:梅田雪花

作品タイトル:「あめだま」筆名:藤原可代

作品タイトル:「千日前の首」筆名:秋月優貴子

作品タイトル:「コイウタ」筆名:川澄茜

作品タイトル:「前と後」筆名:岩城裕明

作品タイトル:「幸運のお守り」筆名:矢口慧

作品タイトル:「マキオカブラザーズ」筆名:高家あさひ

作品タイトル:「横丁を抜ける」筆名:君島慧是

コメント:「てのひら怪談」の筆者としてずっと追い続けている人です。君島氏の新作を読めたことに感謝します。

 

作品タイトル:「運転免許をとらない理由」筆名:小野創

コメント:漫画だけれど、良かった。読んでて怖いし、あとで考えてしまう。

コメント:応募規定から外れているけれど、投票してしまいました。

 

作品タイトル:「新地の不思議さん」筆名:中島鉄

コメント:タイトルが好き。もっと長い話向きのネタやったんと違うかな。

 

作品タイトル:「書家の息子」筆名:勝山海百合

コメント:面白い。もう絵が頭の中に浮かんでにやけて、困ってしまう。キレッキレの動き、YouTubeで探してしまいかねない。

 

作品タイトル:「おるねん」筆名:野棘かな

コメント:こわくて、かなしくて、くるしい。

 

作品タイトル:「ひらかた怪談サークル」の怪談。

コメント:初めて怪談を生で聞きました。落語みたいで面白かった。ギャラリーの写真家の人の話も怖かったです。

 

作品タイトル:「巷説・黒蜥蜴」筆名:高家あさひ

コメント:いい。ちょっと「うる星やつら」とか、あれら同時代のホラーにありそうだけど、軽い大阪弁が、内容の辛さをやわらげている気がする。読みやすい!!。

 

作品タイトル:「高所恐怖症」筆名:筆名:司條由伊夏

コメント:面白い。「もう無理。帰る」がリアル。パンフレット眺めたのだろうか。主人公は……?ラスト三文がとても内容を膨らませていると思う。

 

作品タイトル:「ミルキィ」筆名:鳥原和真

コメント:このひとの作品は気持ち悪くて好物です。

 

作品タイトル:「あの日に帰りたい」筆名:剣先あやめ

コメント:あの歌の内容、メロディと相まって、トンネルがいいもののような、悪いもののような、そのどちらでもないような、不思議なカンカク。

 

作品タイトル:「アート作品全て」

コメント:立体作品の見応えがありました。

※投稿者からの希望により、コメントの差し替えを行いました。

 

作品タイトル:「応募作全て」

コメント:同窓会みたいで楽しい!作品で会えるあの人やあの人の名前を探すのも面白かったです。

 

作品タイトル:「東雅夫先生の朗読」

コメント:凄かった!

 

※コメントはなるべく「ママ」で掲載しています。訂正希望がある場合はメールでご連絡下さい。【メールアドレス】osaka_kwaidan@yahoo.co.jp

 

投票数が一番多かった作品は、作品タイトル:「二度目」筆名:吉田葵でした。

次点は、作品タイトル:「いぬ」筆名:讃備たりあ、

三位は次点と一票差で「運転免許をとらない理由」筆名:小野創です。

 

SUNABAギャラリー賞

作品タイトル:「二度目」筆名:吉田葵

 

おめでとうございます。